先日書いたように、つわりそのものは比較的軽く済んだ私ですが、その時期、味覚の変化にはほとほと困らされました。
薄味のものやご飯、お味噌汁など、それまで普段食べていたようなものが、ことごとくヘンテコな味に感じるのです~(泣)。何を食べてもヘンな甘みに感じられて「うっ、不味っ!」と、一気に食欲減退。。。
まず玄米ご飯そのものがダメになったので(その頃の体には暑苦しく感じられたのか否か、とにかく不味かった~)、精米機でちょこっとだけ削って7分搗きか5分搗きにして、鉄分補給にもちあわ、便秘対策にもちきびなどを混ぜ炊き。
そうやってもまだ”ヘンな甘み”問題は解決しなかったので、妊娠2ヶ月目~3ヶ月目頃は、ゆかりふりかけをかけて焼き海苔で巻いて食べるか、チャーハンにして食べるか…して乗り切りました。
あとは、麺類。麺類も、普通のおだしのおうどんなどは、やっぱりヘンに甘く感じられて美味しくなかったので、茹で上がった麺にお醤油と柑橘の果汁をひと垂らし…の、ぶっかけ方式というか、伊勢うどん方式というか、そういう食べ方にハマりました。
一見つわりの時にはダメそうに思える、ニラやニンニクなどの、香りのきっつーいものは逆に”ヘンな甘み”をごまかしてくれるのか、美味しく食べられたので、これらには随分助けられました。
そんな感じで日々食べるものにあまりに苦労するものだから、ある時ネットで調べてみたのですが…
「つわりが終わっても、味覚の異常だけはずーっとお産が終わるまで続いていて、お産のための入院中もご飯が不味かった」…なーんていう体験談を発見して「マジですか。。。」とかえって落ち込んだのを覚えております(汗)。
食べるものが美味しく感じられないの、ひょっとして私にとって一番の拷問かもしれません(爆)。
そんなわけで、前置きが長くなりましたが。
幸い、つわりらしき不具合が終わるのとともに、味覚の異常も治まってくれたので、今では普通にまた薄味の食べ物でも何でも美味しく食べられるようになりました。
…あ、玄米ご飯だけは今でもまだ美味しく感じられないので、相変わらず分搗き米を炊いたご飯を食べております。
ですが。
つわり期に、毎日お昼にチャーハンにしていたのがいまだになんとなく習慣化していて、今でもお昼はチャーハンを食べることが多いです。
チャーハンとはいっても、オイルをあまり使いたくないので、少量の油で具を予め炒めておいてから、最後にご飯を混ぜ合わせる…という形の、混ぜご飯みたいなものですけどね。
↑絹さやとじゃこの塩チャーハン。
香りの良い絹さやをどどーんと1袋分(注・チャーハン2人分で、ですが)、食べやすく斜め切りにしたものと、みじん切りの生姜、ちりめんじゃこを塩胡椒味で炒めたものとご飯を合わせました。薄口醤油少々を香りづけに。
カリカリとした絹さやの歯ごたえと、青臭い春の香りがとても美味しく、後をひくご飯になりました。
↑春菊と梅干し、じゃこのチャーハン。
嗚呼、春菊をどっさり入れすぎたら、思いのほか水分が出ちゃって、ご飯が少々べちゃついてしまいました(汗)。
刻んだ春菊、ちりめんじゃこ、しろごま、叩いた梅肉とご飯。胡椒少々と薄口醤油たらり…で風味づけしました。最後にもみ海苔も混ぜ込んで。
春菊が多すぎたのが難でしたが、春菊のほろ苦さと梅の酸味、海苔の香りやじゃこの旨みなど、味わいが複雑になって美味しかったです。
11週目頃の検診の際、助産師さんとの面談があったのですが、血圧が少々高めだったようで「そろそろ毎日1時間以上のお散歩から始めて、体を動かすようにしてください」と言われてしまったので、それ以来、お天気と体調が許す限り、外に出て散歩するようにしています。
ウチの周りは、大きな幹線道路や交通量の多い道路が多くて、なかなか安心して散歩できるコースがなかったのですが、このほど田んぼと畑に囲まれたちょうど良い場所を見つけて、そこを歩いています。
歩き始めた頃は、まだ寒い冬そのものだったので、田んぼも畑も茶色い土を露わにしているだけの景色だったのですが、少しずつあぜ道に野の草花が咲いて可愛い色が加わったり、ヒバリの鳴き声がするようになったり、ウグイスが鳴き始めたり、このところは少しずつ農作業が始まって、何もなかった畑に何かしらの苗が植えられ始めたり…ちょっとずつ変わる景色から季節の移り変わりが感じられて、随分心癒されています。
散歩コースの途中に、清々しい”気”に満ちた神社があるので、毎回お参りしています。
きっとお腹の赤ちゃんをお産まで守ってくださるものと信じています♪