乾物類を保管している棚をごそごそ整理していたら、芋がら(里芋の葉柄の干したの)が1袋出てきました。
好きなんですよね、芋がら。
味噌汁の具にしたり煮物にしたり炒めたり。
というわけで、今日は里芋つながりの煮物を作りました。
乾物の芋がらは、調理前の下処理がちょっとだけ面倒です。
①水で洗ってからたっぷりの水に10分程度浸して戻します。
②新しい水を鍋に沸かして、戻した芋がらを5分ぐらい茹でてえぐみを抜きます。
③茹でた芋がらを水で洗ってから、適当な長さに切って料理します。
水で戻して鍋で茹でていくうちに、どんどん膨らんで大量になりますが、使わない分は小分けして冷凍しておきます。
で、今日はお醤油味のシンプルな煮物にしました。
以下、おおまかな手順です。
・鍋に少量のごま油を入れて火にかけます。
・油が熱くなったら、食べやすく切って水気を絞った芋がらを加えて軽く炒めます。
・皮を剥いた里芋、旨みアップのための刻み揚げ少々も加えて油を馴染ませ、昆布出汁と醤油を加えて煮込みます。
・具が柔らかく煮えたら、鍋のふたを取って少し煮詰めるようにして煮て出来上がりです(画像では煮汁があんまり煮詰まってなくてしゃばしゃばですけど)。
・仕上げにすりゴマや一味唐辛子、柚子の皮の刻んだものなどを少し振って食べます(今日は一味)。
こういう鄙びた味、大好きです。
個人的には、芋がらはお味噌味で食べる方が好きで、その方が多いのですが、お醤油味もじんわり美味しさが染み渡る感じがして美味しいです。
オットが「ちょっと物足りないかも」と控えめに言っていたので(←声を大にして言うと私が怒るかも、と思ったのか)後からニラ醤油を垂らして食べてみたのですが、コレも美味しい♪
夏の間は煮物はあんまり食べたいと思わないし、仮に食べるにしてもカレー味とかピリ辛味とか、ガッツリ系の味つけのものが美味しく感じられたりしますけど、秋冬になるとことこと煮こんだシンプルな和風の煮物とかが美味しく思えるようになりますよね。
季節感がなくなってきている…なんて言いますけど、体はちゃーんと季節の移り変わりに対応してくれているんだなぁと思います。